その眼差しの彼方まで

アイドルと音楽と日記

SixTONES楽曲のマブ制作陣の話

SixTONESの音楽性の形成を考えるシリーズ(仮)の第1弾として2023年4月現在の楽曲制作陣でかなりマブめの人たちについてまとめました。

Jr.時代のSixTONES名義楽曲含め最新シングル「ABARERO」収録曲までのなかで、SixTONES自身の声が入っている楽曲(つまり「CITY」収録Interludeは除く)を対象として手掛けた楽曲を集計しました。

SONYのCDのクレジットは基本全部ローマ字表記のため、歌詞サイトなどを参考に正式表記に変更の上Excelに突っ込んでいますがその過程でミスがある可能性があります。

今回メインで取りあげている複数回提供している作家陣についてはたぶん大丈夫…なはず!作家名に関しては基本敬称略でお送りします。

 

Naoki Itai

  • NEW ERA (2020) - 作詞・作曲・編曲(共作)
  • Life in color (NEW ERA/2020) - アディショナルアレンジ
  • 僕が僕じゃないみたいだ (2021) - 共編曲
  • フィギュア (マスカラ/2021) - 共編曲
  • Rosy (CITYリード曲/2022) - 共編曲
  • Your Best Day (CITY/2022) - 共編曲
  • Good Times (CITY/2022) - 編曲
  • Strawberry Breakfast -CITY ver.- (CITY/2022) - バンドアレンジ
  • 共鳴 (2022) - 共編曲
  • シアター (わたし/2022) - 共編曲
  • オンガク (わたし/2022) - 共編曲
  • セピア (わたし/2022) - アディショナルアレンジ
  • Good Luck! (Good Luck!/ふたり/2022) - 共編曲
  • ふたり (Good Luck!/ふたり/2022) - 編曲
  • PARTY PEOPLE (声/2023) - 共編曲
  • ラ・ラ・ラ・ラブストーリー (声/2023) - 共編曲
  • PARODY (ABARERO/2023) - アディショナルアレンジ

「NEW ERA」では作詞含む作編曲を手がけている方です。以降ほぼ毎作なにかしらの編曲で参加している。こうして並べるとマジで多い!つまりマブ。

かの有名な西野カナ「トリセツ」の編曲を手掛ける。ちなみに最近ではAdoの作品にMIXで参加しているほか、VOCALOID界では言わずと知れたDECO*27の楽曲の編曲も。AL「GHOST」収録の13曲中4曲に参加している。VOCALOID周辺界隈だとずとまよやsyudouやキタニタツヤ、月詠み(ユリイ・カノン)なども。

 

佐伯YouthK

  • NEW WORLD (Imitation Rain/2020) - 作詞・作曲(共作)
  • ってあなた(1ST/2021) - 作詞・作曲・編曲
  • 僕が僕じゃないみたいだ (2021) - 作詞・作曲・共編曲
  • 僕が僕じゃないみたいだ(Dramatic Rearrange) (マスカラ/2021) - 編曲
  • With The Flow (CITY/2022) - 作詞・作曲・共編曲
  • 共鳴 (2022) - 作詞・作曲・共編曲
  • わたし (2022) - 作詞・作曲・編曲
  • オンガク (わたし/2022) - 作詞・作曲
  • 人人人 (声/2023) - 作詞・作曲・編曲
  • オンガク -声ver.- (声/2023) - 作詞・作曲・編曲
  • Good Luck! -Sunrise Soul Remix- (ABARERO/2023) - コーラスアレンジ

「Imitation Rain」収録「NEW WORLD」が最初の提供曲。「僕が僕じゃないみたいだ」で初の表題、2022年は「共鳴」からの「わたし」提供があり、SixTONESの表題楽曲を最も多く手掛けている。そして今年は年始から「人人人」でやはりマブ。ちなみにAL「CITY」のInterludeも手掛けています。

こうして見ると佐伯カラーが濃くなったのは割とここ1年くらいの話なのかもしれないですね。SixTONESに出会ってから趣味性を全開にするようになったという話もあり、おそらく次作の「こっから」も佐伯さんの作品であろうことを考えると、かなり良い相乗効果を生んでいるのではないかと感じる。ちなみに作家デビューは関ジャニ∞「YOU CAN SEE」で嵐やセクシー、スノなどにも提供曲がある。

 

ONIGASHIMA

  • RAM-PAM-PAM (2019) - 作詞
  • Telephone (Imitation Rain/2020) - 作詞
  • You & I (NAVIGATOR/2020) - 作詞
  • Mad Love (1ST/2021) - 作詞
  • Dawn (CITY/2022) - 作詞
  • Waves Crash (共鳴/2022) - 作詞
  • PARTY PEOPLE (声/2023) - 作詞
  • Need you(声/2023) - 作詞
  • OPA!(声/2023) - 作詞
  • Hello(ABARERO/2023) - 作詞
  • Drive(ABARERO/2023) - 作詞

デビュー直前のオリジナル曲「RAM-PAM-PAM」から提供。SixTONESらしい曲のなかでもスタイリッシュ寄りのHIPHOPを手がけているイメージ。作詞家の中だとぶっちぎりに数が多く、シンプルにマブ。中でも「RAM-PAM-PAM」と「Dawn」はSixTONESの根っこのマインドの話をしている気がする。そろそろ表題手掛けて欲しいです。海外生活の経験がありバイリンガルらしい。自身もラッパーなのでSixTONESとの親和性が高いのかも。

で、結構びっくりした事実なんですけど、中山優馬 w/ B.I.Shadow「悪魔な恋」の作曲も手がけている。つまりゆごほくは…10年以上前に既にガシマ氏の曲を歌ってた…ってコト!?

 

TOMOKO IDA & TSUGUMI

  • love u... (NAVIGATOR/2020) - 作詞・作曲・編曲
  • So Addicted (NEW ERA/2020) - 作詞・作曲・編曲
  • Coffee & Cream (1ST/2021) - 作詞・作曲・編曲
  • Bella (僕が僕じゃないみたいだ/2021) - 作詞・作曲・編曲
  • Lost City (マスカラ/2021) - 作曲・編曲*TOMOKO IDA
  • Good Times (CITY/2022) - 作詞*TUGUMI
  • FASHION (共鳴/2022) - 作詞*TSUGUMI
  • マスカラ -Emotional Afrobeats Remix- (共鳴/2022) - 編曲*TOMOKO IDA
  • Chillin' with you (声/2023) - 作詞*TSUGUMI
  • ABARERO (2023) - 作詞・作曲・編曲

カップリングのオシャレ路線を数多く手掛けてきたマブ。TOMOKO IDA氏はヒップホップベースのダンスミュージックが得意分野とのことで、ついに手掛けた表題「ABARERO」では本領発揮というところなんでしょうか。ちなみに日経エンタの2023年注目クリエイターのところにも名前がありました。LDH系のグループに多く提供している印象。私は「マスカラ -Emotional Afrobeats Remix-」がめちゃくちゃ好きです。

 

MiNE & Atsushi Shimada

  • Beautiful Life (2017) - 作詞・作曲
  • Special Order (1ST/2021) - 作詞*Atsushi Shimada
  • Strawberry Breakfast (僕が僕じゃないみたいだ/2021) - 作詞
  • WHIP THAT (CITY/2022) - 作詞
  • Risky (声/2023) - 作詞
  • SUBWAY DREAMS (声/2023) - 作詞
  • STAMP IT (声/2023) - 作詞

天才凡人というユニットのメンバーで、ジャニーズへの楽曲提供もかなりたくさんある。「Do you…?」とか「Grandeur」とか「なにわLucky Boy!!」とか「フィルター越しに見た空の青」、「HiHi Jets」とか。ジャニーズのライブで映える曲が多い。「Special Order」や「Strawberry Breakfast」だけでなく「STAMP IT」まで手掛けているということはつまりマブ。

 

そしてこういったマブが手掛けた楽曲に共作で参加している作家をみてみます。

とは言ってもNaoki Itaiは基本編曲、佐伯YouthKやTOMOKO IDA & TSUGUMIペアは作詞と作編曲全てやってることが多い。ガシマの兄貴と天才凡人の2人が手掛けた曲をみると、中でも多いのはJosef Melin氏とAlbin Nordqvist氏の作曲です。

 

Josef Melin

  • Strawberry Breakfast (僕が僕じゃないみたいだ/2021) - 共作曲・編曲
  • Sing Along (Good Luck!/ふたり/2022) - 共作曲・編曲
  • Risky (声/2023) - 作曲・編曲
  • OPA! (声/2023) - 作曲・編曲
  • Hello (ABARERO/2023) - 作曲・編曲
  • Drive (ABARERO/2023) - 作曲・編曲

スウェーデン在住の作曲家。ここ最近めっちゃ名前見る人だよなと思ったら明らかにAL「声」以降めちゃ多い。他のジャニーズ提供曲だと「未完」*1や「君の彼氏になりたい。」などいろいろ。

 

Albin Nordqvist

  • Special Order (1ST/2021) - 作曲・編曲
  • WHIP THAT (CITY/2022) - 共作曲
  • Everlasting (CITY/2022) - 共作曲
  • PARTY PEOPLE (声/2023) - 共作曲

こちらの方もスウェーデン在住。菊池風磨「My Life」を手掛けています。これはかなりマブいですね。

私はAlbin Nordqvistの名前がクレジットにあったらその時点で勝ちを確信します。HiHi Jets「FRONTLINE」とか美 少年の「YOU & 美」「Boom SHAKALAKA」とか。K-POPグループへの提供も割とあるっぽい。

 

ここから広げてさらに深掘り出来そうな感じもしますが、とりあえずここまで。「こっから」のクレジットが正式に発表されたらまた更新しようと思います。

 

(参考)その他の4曲以上手掛けている作家

敬称略。共作についてもとりあえずそれぞれで集計。

 

作詞

Komei Kobayashi(5曲)

Jungle (2018), Hysteria (2018), Dance All Night (1ST/2021), Lifetime (1ST/2021), Papercut (CITY/2022)

Page Grace(5曲)

NEW ERA (2020), Lemonade (NEW ERA/2020), EXTRA VIP (1ST/2021), フィギュア (マスカラ/2021), Lost City (マスカラ/2021)

Mayu Wakisaka(5曲)

Odds (CITY/2022), Cassette Tape (CITY/2022), セピア(わたし/2022), Sing Along (Good Luck!/ふたり/2022), Boom-Pow-Wow! (声リード曲/2023)

イワツボコーダイ(4曲)

うやむや (1ST/2021), Rosy (CITYリード曲/2022), シアター (わたし/2022), ラ・ラ・ラ・ラブストーリー (声/2023)

 

作曲

Chris Meyer(5曲)

Life in color (NEW ERA/2020), Lemonade (NEW ERA/2020), My Hometown (1ST/2021), Lost City (マスカラ/2021), Sing Along (Good Luck!/ふたり/2022)

イワツボコーダイ(4曲)

うやむや (1ST/2021), Rosy (CITYリード曲/2022), シアター (わたし/2022), ラ・ラ・ラ・ラブストーリー (声/2023)

 

*1:嵐オタクのみんな、これ鍵括弧つけたいときどうやって書くのが正解だと思います?