2019年11月19日の14時すぎ、私は泣いていた。
SixTONESコールを経て、Overtureが流れ、眩い光の中に彼らのシルエットが揺れたとき、何故だか分からないけど涙が出てきた。しばらく泣いていたけど、気付いたら乾いていた。一瞬たりとも見逃したくなくて、涙なんかに視界を奪われたくなかったのかもしれない。
ダメもとで申し込んだら奇跡的に当たった、Rough"xxxxxx"追加公演。
数ヶ月前の少年収で、NHKホールの一番隅からSixTONESの姿を認めたことはあったが、SixTONESのライブはこれが初めてだった。
結論から言うと、めちゃくちゃ良かった。最高のライブだった。この世でいちばん楽しい空間だった。そして、「SixTONESというアイドルを追いたい。彼らの未来を見届けたい。」と改めて感じたし、そうしようという決意も固まった。
そんなわけで、ポエティックな導入でしたがこれはいわゆる沼落ちブログというやつに近い何かです。鮮度最悪のやつ。ただの備忘録です…。下書き消化です…。本当はラフスト直後に上げるつもりでした…。
私のジャニオタ(のような何か)歴は10年以上前まで遡る。ちょうど嵐がトップアイドルへの道をかけ登っている頃で、街のあちこちでLove so sweetが流れたり、当時よく行っていた場所の近くのマンションでは中丸雄一主演の
RESCUE〜特別高度救助隊の撮影が行われたり、そんな時期だった。トドメを刺したのはTruthで、
TSUTAYAで見つけたCDをレンタルして期限ギリギリまで何度も聞いたし、家の車のメ
モリーに、今でも
風の向こうへと一緒に入っている。
蜷川実花の激ヤバカレンダーも買った。今も書店で注文したときのことを覚えている。
まあそんなこんなで、アニメに加えて
嵐にしやがれや
ひみつの嵐ちゃん、
VS嵐などたくさんの番組を録画して休日にゴロゴロしながら消化する茶の間オタクになり、
野ブタ。や
山田太郎ものがたりなどを通りつつ、ジャニーズが身体に刻み込まれていった。他ジャンルにうつつを抜かしたり私生活が忙しかったりして一時的に離れることはありつつも、思えばいつも誰かしらのジャニーズを眺め、ジャニーズの曲を聴きながら生きてきた気がする。
そうこうしているうちに母親がV6に落ち、人生で初めてジャニーズのコンサートに参戦した。フォ
エバコン。代々木。もちろん最高に良かった。アリーナだった。本当にキラキラしていた。その頃はまだ20年アイドルでいること、同じメンバーで同じ夢を見続けることの儚さがいまいちわかっていなかったと思う。
また時間が飛んで、好きだった
TOKIOがいろいろあって、音楽活動をやらなくなった。ずっと
長瀬智也と
TOKIOの音楽が好きで、(年齢的に)そろそろお金を貯めてライブに行こうと思っていた矢先だった。その頃他のジャンルでも色々あり、心に穴が空いたみたいだった。怒りも寂しさもどこにぶつければいいのかわからなかったから、私生活の忙しさで忘れるようにした。
いろんな人がジャニーズから去った。それでも私は彼のことを嫌いにはなれないし、退所した人達や関係するメンバーのことを責められるわけもない。ただファンの無力さを感じるだけだった。
とはいえ2016年以降のジャニーズ界隈はいるだけで辛かった。ネットを見なくてもつらい生活だったし、ネットを見ればなおさらだった。アイドルを信じる方が愚かなのかもしれないとも思った。2次元ジャンルに戻りたかったけど創作する元気もなくて、ある程度
脳死して楽しめるコンテンツが欲しかった。
KAT-TUN「SHOT!」を披露した6人のアイドルたちは、カバーなのに
自分たちの色で染めあげていて、独特の存在感があった。
初めて見る輝きだった。
気付いたら
YouTubeを漁ってJrチャンネルの動画を全て見ていたし、今まで無縁だったMYOJOなんかも買った。
若いジャニーズなんて絶対ハマらないと思っていたオタクにとっては、全てが初めてのことだった。
チェンエラの配信も見たし、関コレの動画を見て何故か泣いたし、その少し後に情報局にも入ったし、またチェンエラの配信を見たし、あっという間に
SixTONESのオタクになっていた。
ヤバいなと思う隙もなく、気付いたらどっぷりである。いつ田中樹のことが好きになったのかも分からない。ここ数年新しいコンテンツにハマれなかったのでオタクの才能がないんだと思っていた。全然そんなこと無かったわ…。
正直知った当時既出だったオリジナル楽曲は全然好みじゃなかったし、好みの顔もいない。(
長瀬智也のようなゴリゴリに顔の濃い人間が大好きなので)それでも
SixTONESにハマった。
以前からジャニーズを布教する上での懸案事項にハードルの高さがあった。
タダで合法的にジャニーズを見るためにはテレビしかない。
テレビ離れが叫ばれ、更には見たくないものは飛ばせる時代である。ジャニオタを自称していた私だが、一年前はキスマイもえびもジャニストもキンプリも全然わからなかった。今でこそドラマで共演したりDASHにリチャが出たりしてるけど、2016年とかその当時V6や
TOKIOは若手との絡みが薄かったんだよ…。いや私が見てなかっただけか…?
ご存知の通りライブ映像なんてもってのほかで、
YouTubeにパフォーマンス動画が上がっているのを見て目玉が飛び出るくらい驚いた。
タダでジャニーズのライブ見ていいの!?YouTubeって有料動画あったっけ!??!!!?つった。ちなみに最初に見たのは恐らくJungleで、檻を蹴飛ばして壊す姿を見て
怖………オラオラやんけ……近寄れねえ……と思った。
それでも目が離せない魅力とオーラに溢れていて、そして後々Jungleは新曲だったということを知り、ライブ1曲目に誰も知らない曲を使う精神に驚いた。
また、
Right-Onとのコラボ動画が「喋っている
SixTONES」との出会いだった。レディースコーデのやつ。企業とコラボすることにも驚いたし、彼らのコーディネートに一般人が投票するのにもビビった。ファッションのことは詳しくないのでよくわからなかったけど、北斗のコーデはなんか独特でスゲエと思った。この人全員のコーデについてすごいしゃべるし、なんならコーデした本人より話すしファッション詳しいんだなーって…。
喋らなさそうな顔なのにめちゃくちゃ喋るやん…。
シンプルに面白かったし、若い子でもこんなにしゃべれるんだと思った。何よりこの人たちは視聴者を内輪にするのが上手いんですよね。いつの間にか仲間みたいな気分になってる。この動画をきっかけに過去動画を漁って気付いたら朝になってたよね。もう言い逃れできないレベルでどっぷり。二次元ジャンルのフォロワーしかいない鍵アカウントでなんでデビューしてないのか不思議なんだが!?って一人でキレてた(怖…)。
SHOT!の話に戻るけど、あの曲での彼らは
KAT-TUN曲だということを感じさせないくらいに堂々としていて、ステージを楽しみ、そして自分たちの魅力を最大限に発揮していたと思う。
SixTONESの強みはこれで、彼らは自分たちの魅力を理解し、そしてプロデュースする力がえげつない。アイドルってやっぱりセルフプロデュースが重要だと思うし、何より自分自身の魅力を理解している人はかっこいいしセクシーだ。この話はいずれまた詳しくやりたいけど、とにかく彼らはプロデュースがうまい。
まあそんなこんなで4月の頭には完全に
SixTONESのオタクになっていた…。ハマるときは早いタイプとはいえ初めて見てからたったの2か月である。知りたてのとき雑誌で見たモノクロの田中樹が
長野博に見えていたオタクである。この1か月前にはキンプリメンバーの区別もつかないほど若手ジャニーズを知らなかったオタク…。人生何があるかわかんねえなとしみじみ思いますね。
ちなみに田中樹にハマった。なぜなのかマジで覚えてない。SHOT!見たときも
Right-On見たときも
松村北斗さんと
京本大我さんばっかり見てたが…何故……?
Right-Onのコーデみたときぜって~仲良くなれんと思ったし(これは今もそう)。ヒロシに見えていたのに…。
先程も挙げたようにとにかく自分たちの魅力を理解し、尚且つ型にハマることがないのがSixTONESの強さだと思う。KAT-TUN曲は確かに似合うし、チェンエラ時点ではああいうオラオラ系なんだなと思ってたけど実際そんなに似てないなというのが今の印象。
もちろんどのグループも色に幅があるので一概には言えないし、どんなに似ててもメンバーが違う時点で全くおなじになるわけが無いんだけど。
それでも普通に考えれば、同じ轍を踏んでいくのは簡単だし、慣れ親しんだKAT-TUN曲を歌い続けるのも選択肢としてない訳では無いと思うんだけど、TrackONE-IMPACT-に参戦して私の方が甘かったと思った。Rough''xxxxxx''はJrとしての集大成で、TrackONE-IMPACT-はどんな風に作ってくるのかと思ったら、よりSixTONESらしく、そしてなおかつデビューへの決意とファンへの感謝に満ちたライブだった。今まで何度も歌ってきたであろうライブの定番カバー曲はほぼセトリ落ちして、新しい曲もガンガン入れ、わかりやすいエロエロコーナーもなかった(ラブジュとかその辺の話をしています)。あれはあれで好きだけど。
それでも大満足なのはデビューコンだからとかじゃなくて、毎回いい意味で私の意表を突いて私の中のSixTONES像を塗り替えてくれるから*1だ。
Imitation Rainだってベスアでの初見時は正直大丈夫かな?と思ったけど、聴き込み、そして新たに情報解禁される度に私が馬鹿だったと反省するばかりだ。彼らはとにかく最高を更新し続ける。挑戦を続け型にハマることなく、音楽とパフォーマンスへの果てなき探究心。これがSixTONESらしさであり、SixTONESの強さの真髄である。
TrackONE -IMPACT-
冒頭の限界ポエム導入の通り、ラフストはマジでアホみたいに泣いた。アイドルを見るとあまりにもまぶしくて泣いちゃう体質なので(?)。今回に関しては席も良すぎていろいろキャパオーバーだった……。
アリツアのほうはなぜか全然涙が出なくて、いや本当だったら一番泣くポイントだったと思うんだけど。推しコンビの行動が理解の範疇を超えていてすべての記憶が飛んでしまいまして…私は悪くない…
えーもうとにかくTelephoneの衣装でハットを被る田中樹が顔が良かったことしか明確に思い出せない…。初めてのものが多くて毎回衝撃で頭が何が何だか。記憶力のきの字もないオタクなので…。
Imitation Rainちょ~~~~~よかったな。マジで。初めて聞く部分があってその衝撃もありもう何も思い出せないけど、炎を背に魂を歌うSixTONESは本当にかっこよかった。
SixTONESと一緒にこれからも歩いていきたいと思ったライブでした。最高に幸せな時間だった。
と、まあそんな感じで…
SixTONES大好き~~~~!!!!(大声)
なんだかよくわからない終わり方になってしまった。まあ壁打ちブログなので。
ちなみにアリツア直後に書いたのがこれです。もっと真面目な話をしています。
rspp.hatenablog.jp
(4928文字)